ゲッタウェイ


何年振りだろう
「ゲッタウェイ」を観た。

ジム・トンプソンの原作を、
ウォルター・ヒルが脚本化し、
サム・ペキンパーが監督を務め、
スティーブ・マックィーンが主演した、
1972年の映画だ。

トリカブトに
青酸カリと殺虫剤を加えて、
かきまぜた後に、
腐った牛乳をぶっかけたような
毒々しさ。

一体、誰をどれだけ痺れさせたいんだ
と思わずにはいられない
執拗さ。

それが「ゲッタウェイ」だ。

荒削りで、
こうすれば
もっと面白くなる
もっと良くなる
と思うところが多々あるのに、
それも含めて
完璧な作品。

作品を、今まさに作っているという
創造のプロセスの記録だから、
細かいことは一切、
気にならない。

一体、作品を作るということは
どういうことなんだろう?

いつ観ても
「ゲッタウェイ」という作品
それ自身は変わらない
徹頭徹尾
同じだ

鑑賞者から
どのような評価を受けようと
その作品自身が変わってしまうことはない

変わるのは常に、
映画を観る
俺達の方だ

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