客席に目を向けると

芝居を作り、
発表するということ

それは、すべての人に
等しく観劇する機会を提供するということであり、
作り手に、芝居を観る者を選ぶことはできない

そんなことは
当たり前のことだが

このことは決して、
誰が自分たちの芝居を観るのか? 
ということが問題にならないということではない

誰よりも観てほしい人がいる
そういう人に
観に来てほしいと
俺は声をかける

公演当日
客席に目を向けると
知らない誰かと
知っている誰かがいる

既知と未知の存在が
肩を並べて
舞台の幕が開くのを
じっと待ってくれている

当たり前のようだが
これは
ちょっとした
奇跡のような気もする

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